かねてから約束のあった山歩きの仲間が草津に集まりました。
早朝、街はうっすらと雪化粧をし初冬の風情を見せていました。
そんな中、二日間にわたり草津町と六合村の山を歩いて自然を楽しみました。
山歩きのコース 1 … 上信越自然歩道(8時間)
天狗山駐車場(芳ケ平コースに入り)~常布の滝~大平湿原分岐~大平湿原~大池~水池~穴地獄(チャツボミゴケ)~平兵衛池~見晴台~大平湿原~常布の滝~天狗山駐車場
Yさんがリーダー兼ガイド、外に3人。あわせて4人で天狗山の自然公園財団駐車場を出発し芳ケ平コースに入りました。
日本の滝百選の一つ 常布の滝は雪の中で美しい姿を見せていました。
大平湿原分岐で芳ケ平コースから大平湿原方面に進路をとります。ここには(後ろに見える)仏像が鎮座していました。
六合村の花敷温泉、鋼管休暇村(旧:日本鋼管、現:JFEの保養施設)方面に向かいます。
途中、大沢川を渡ります。Yさんが女性陣のサポートをしてくれました。
大平湿原から雪に覆われた芳ケ平方面が望めました。
ノリウツギのガクに雪が積もり、面白い形を作っていました。
雪はカラマツの枝にも幾何学模様を作っていました。
熊棚(枝の上で熊が餌を食べた跡)がたくさん見られました。熊が棲息していることが確認できます。
日本カモシカに出会いました。木陰にいる2頭が分かりますか?親子のようです。
そして今回の最大の目的、元群馬鉄山の採掘跡に自生するチャツボミゴケです。酸性の水を好む緑の苔です。
幻想的な光景とその美しさにうっとりさせられました。長時間歩いた疲れはすっかり消えていました。6月頃が一番の見ごろだそうで、さらに美しさを増すそうです。
ここから帰途に着きます。大半が上りになります。
Yさんの細かい気遣いとアレンジで、最後は草津の町を一望できる見晴台に出ました。
(手前に温泉街、はるか遠くに榛名の連山が見えます)
山を下る途中、夕暮れの中にきれいなツララをみつけました。
17時過ぎ、天狗山の駐車場に戻って解散し家路に着きました。
Yさんのリードで今日一日、山を楽しませていただきました。
山歩きのコース 2 … 殺生・草津自然歩道(翌日、4時間)
温泉街~万代鉱(源泉)~殺生河原~青葉山~天狗山~温泉街
今日(二日目)のリーダーはOさん。定刻に温泉街を出発しました。
毎分3万2千リットル超の湧出量を誇る草津温泉で、湯の大半を供給する源泉「万代鉱」を遠くから眺めました。源泉の温度は95度、もうもうと蒸気を吐き出していました。
入り口のゲート近くには温泉の湯気を受けて木に氷の花が咲いていました。
コースは歩きやすくよく整備されています。
途中、有毒ガスの噴出する所が数箇所あります。ここでは看板の指示に従い早く通り過ぎることが大切です。
イワカガミが冬支度を整え、美しく輝いていました。
殺生ヶ原までの道は変化に富み自然を楽しませてくれます。
殺生ヶ原から青葉山の麓を通って石楠花コースを下り、天狗山レストハウス経由で温泉街に戻りました。「この冬は雪が多そうだナ…」、この二日間の感想です。
皆さん、お疲れ様でした。